凶悪―ある死刑囚の告発 (新潮文庫) mobiダウンロード
凶悪―ある死刑囚の告発 (新潮文庫)
によって 「新潮45」編集部
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内容紹介 人を殺し、その死を巧みに金に換える“先生"と呼ばれる男がいる──雑誌記者が聞いた驚愕の証言。だが、告発者は元ヤクザで、しかも拘置所に収監中の殺人犯だった。信じていいのか? 記者は逡巡しながらも、現場を徹底的に歩き、関係者を訪ね、そして確信する。告発は本物だ! やがて、元ヤクザと記者の追及は警察を動かし、真の“凶悪"を追い詰めてゆく。白熱の犯罪ドキュメント。 内容(「BOOK」データベースより) 人を殺し、その死を巧みに金に換える“先生”と呼ばれる男がいる―雑誌記者が聞いた驚愕の証言。だが、告発者は元ヤクザで、しかも拘置所に収監中の殺人犯だった。信じていいのか?記者は逡巡しながらも、現場を徹底的に歩き、関係者を訪ね、そして確信する。告発は本物だ!やがて、元ヤクザと記者の追及は警察を動かし、真の“凶悪”を追い詰めてゆく。白熱の犯罪ドキュメント。
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暴力団後藤良次が《先生》と呼ばれる三上静夫より依頼・報酬を受け、殺人を敢行するかたわら、自身の意思でも殺人を行う、正に凶悪犯である。裁判では①内輪もめで仲間をす巻きにし、生きたまま川に流して殺す。②強盗目的で被害者に高濃度覚せい剤を打ち、内1人を死亡させる。③上記の強盗目的で生き残りの3人を縛り、室内に火をつける。1人が縛りを解き、火を消し殺害は未遂。①は殺人②は強盗致死③は強盗殺人未遂①は内輪もめ的な性格なため、通常は死刑を選択されない。②は強盗致死だがあくまで殺意がないため通常は無期懲役が限度。③は強盗殺人未遂で、殺害が未遂に終わっているため通常は無期懲役が限度。にも関わらず、後藤は死刑となってしまった。しかしこの後、後藤の自白によって3件もの事件が明るみに。後藤の自白にも関わらず、3件のうち1件しか有効な証人がおらず、1件しか立証できず、後藤は懲役20年(自首減刑が適用されたため)に、《先生》は無期懲役(2件立証されればまず死刑となった。)となった。立証されたのは保険金殺人での1人殺害。全体として考えれば後藤の死刑は止むを得ないかと。本書では著者と後藤が信頼関係を築き、後藤は罪のない人を殺害したことを後悔し、贖罪の気持ちでいっぱいになっている、いい雰囲気で終わっているが(それでも著者は後藤の死刑は至極当然としている。)、後藤は死刑判決では覚せい剤使用が考慮に入っていない、と再審請求で争っているし、懲役20年判決についても自首をしたんだからもっと斟酌してもいいんじゃないかと争っている様である。反省しているならば覚せい剤使用うんぬんで争わないし、斟酌どうこう言わないだろう。そもそも覚せい剤は自己の意思で使用したならその結果についても完全責任を負うべきであろう。自白で情報を小出しにして、死刑執行を免れようとする輩が出ないか心配である。後藤は正に凶悪である。
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