見た、訊いた、買った古美術本ダウンロードepub
見た、訊いた、買った古美術
によって 小山 登美夫
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内容紹介この名品が、たったウン万円で!? 奈良美智、村上隆を見出した現代アート界の目利きが身銭を切って学んだ古美術の見方、買い方。出版社からのコメント奈良美智、村上隆を見出した現代アートの目利きが買ったモノとは?古陶磁、浮世絵、仏教美術、琉球紅型などの古美術からルーシー・リー、熊谷守一、小村雪岱など物故作家の名品まで、店主たちに根掘り葉掘り質問しながら買った13点。美しい写真を楽しみながら、値段の訊き方から家での飾り方まで学べる、実践的な入門書。内容(「BOOK」データベースより)この名品が、たったウン万円で!?奈良美智、村上隆を見出した現代アート界の目利きが身銭を切って学んだ古美術の見方、買い方。著者について小山登美夫小山登美夫ギャラリー代表。明治大学国際日本学部特任准教授。1963年生まれ。東京藝術大学芸術学科卒業。西村画廊、白石コンテンポラリーアート勤務を経て、1996年に小山登美夫ギャラリーを開廊。奈良美智、村上隆をはじめとするアーティストのプロデュースを手がけ、日本のアートシーンを牽引する中心的ギャラリスト。主な著書に「現代アートビジネス」「その絵、いくら?」「何もしないプロデュース術」など。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)小山/登美夫 小山登美夫ギャラリー(株)代表取締役。明治大学国際日本学部特任准教授。1963年生まれ。東京藝術大学芸術学科卒業。西村画廊、白石コンテンポラリーアート勤務を経て、1996年に小山登美夫ギャラリーを開廊。奈良美智、村上隆をはじめとするアーティストのプロデュースを手がけ、日本のアートシーンを牽引する中心的ギャラリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)About this Titleはじめに こんにちは、小山登美夫です。東京・清澄の「小山登美夫ギャラリー」を拠点に、現代美術のギャラリーをやってます。メディアに出るときは、必ず「奈良美智、村上隆を世に出した仕掛け人」などと大げさに紹介されますが、「現役アーティストの新作を扱う」ギャラリストとして、内外の作家50人ぐらいとお付き合いさせていただきながら、山あり谷ありのアートビジネスをしています。そんなわけで、いつもは作品を買ってもらう側にいるわけですが、仕事を離れれば、ぼくもみなさんと同じ美術好き。プライベートでも、「いいな」って思う美術品を少しずつ買いあつめ、手もとに置いて楽しんでいます。コレクションしている作品は、なにも現代美術に限りません。いわゆる古美術をはじめ、物故作家の作品なども買っています。ぼくがアートを見るときに重視するのは、作り手の「技術」や「創作意欲」の高さ。現代美術の中にもベタで古くさいものがあるように、古美術の中にも"最先端"を感じさせるシャープな作品がたくさんあります。たとえば、古い仏像や中国俑を見ていると、奈良美智さんのペインティングを見ている時と似たような感覚がすることがある。細長い目をした仏像と、奈良さんの描く大きな目をした女の子とは、たしかに造形的にはかけ離れているかも知れないけど、どちらも宗教的な静謐さをたたえているという点で、つながっているような気がするんです。人間の「いいものを作ろう」という熱意に時代による優劣はないし、技術だって時代と共に右肩上がりに進化するものではありません。例えば、法隆寺をはじめとする古代のお寺の建築技術はとても優れていて、改修工事に挑んだ現代の専門家たちも圧倒された、なんて話は皆さんも聞いたことがあるでしょう。美術品の価値を決めるのは、作られた年代ではなく、あくまで技術や感性の質の高さ。そんな考えのもと、さまざまなジャンルの美術品を買い集めています。いきなり偉そうなことを言ってしまいました。すみません。じつはぼくが古美術を買い始めたのは、ほんのここ数年のことなんです。「見る」の方は中学生の頃から美術館や博物館などで経験を積んできたのですが、「買う」の方は6年ぐらい前、この本にも出てくる浦上蒼穹堂さんで宋代のお皿を買ったのが最初。たまたま見せてもらったお皿に、現代の若い作家の作品にもつながるような新しさを感じて、思わず衝動買いしました。その後もやはり同じような感じで小さな木彫りの地蔵を買ったりして、徐々に古美術品があつまってきていますが、まだ広大な世界のほんの入り口に足を踏み入れたばかりというのが、正直なところです。だから、じつは骨董や浮世絵、近代絵画など、現代美術以外のジャンルについては素人同然。いろんなお店に行くたびに、知りたいことが、どんどんわいてくる。骨董屋さんで価格表示のないものの値段はどうやって訊いたらいいのか、なんてことからはじまって、仏教美術ならお寺にあったものがどうして市場に出て売られるようになったのか、美術として見る工芸と器として使う工芸との違い、浮世絵は摺りで値段が違うというけれど、その摺りのよしあしなんかも実際に比べて見せてもらいたいし。あと、ゴッホのドローイングが好きで、買えないかなーという野望も持ってるんですが、それはやっぱり夢物語なのか......。あれやこれやの素朴な疑問を、各ジャンルの専門店を訪ねていろいろ訊いたうえで、これぞという美術品を買う----そんな勉強と実践を兼ねた企画をやってみることにしました。もちろんすべて身銭を切っての買いものなので、あんまり高いものには手が出ませんが、安物買いに走るつもりもありません。読者のみなさんも「自分ならこれを買うのに」なんて考えながら、どうぞおつきあいください。 なお、この本のタイトルは、「見た、訊いた、買った古美術(傍点)」となっていますが、厳密に言うと古美術以外のジャンルもたくさん出てきます。たとえば、いまや日本でも大人気のルーシー・リーをはじめ、熊谷守一、小村雪岱や民芸作品なども登場しますが、これらは古美術とは呼ばないかも知れません。でも、ふだん現役アーティストたちのできたてほやほやの作品ばかり扱っているぼくからすると、物故作家の作品であるというだけで、まったく世界が異なる感じがします。たまたま「古美術」以外に、この本に出てくる美術品を括る言葉が見つからなかったこともあり、まあ、そこは大目に見てください。また、美術をテーマにした本ではありますが、高尚な目利き談義や、美を描写する詩的な表現などはほとんど出てきませんので、あらかじめご了承下さい。その代わりと言ってはなんですが、ふだんはなかなか表に出てこない美術品のお値段などは、税込か税別かにいたるまで、できる限り詳細にオープンにしています。「贋物はあるのか」など、普通はなかなか訊きづらいような質問も、みなさんにかわって質問するよう努力しました。この本が、みなさんが古美術の世界と出会うきっかけとなったり、あるいは実践的なコレクター入門書として役に立ったりすれば、とても嬉しいです。
以下は、見た、訊いた、買った古美術に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
現代アート界の目利きの小山さんが、身銭を切って学んだ古美術店を回わりながら、古美術(一部はルーシーリー作品など)の魅力を分かりやすく紹介して行く良書。僕は、現代美術の一部に、「古美術や伝統のよさ」を軽視し、「はったりや外連味」だけのものを感じていました。しかし小山さんは、読者のため謙虚にわざと初歩的なことを聞きつつ、その作品とそのお店の店主を敬う気持ちがあふれており、読者も「見た、訊いた、買った」気持ちになります。欲を言えば、芸術新潮掲載時と同じくカラー写真をもっと多くして欲しかったです。
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