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老いと記憶-加齢で得るもの、失うもの (中公新書)

によって 増本 康平

無料ダウンロード老いと記憶-加齢で得るもの、失うもの (中公新書) pdf - 老いと記憶-加齢で得るもの、失うもの (中公新書)をお探しですか? この本は著者が書いたものです。 この本には385ページあります。 老いと記憶-加齢で得るもの、失うもの (中公新書)は中央公論新社 (2018/12/19)によって公開されています。 この本は2018/12/19に発行されます。 老いと記憶-加齢で得るもの、失うもの (中公新書)は簡単な手順でオンラインで読むことができます。 しかし、それをコンピュータに保存したい場合は、今すぐ老いと記憶-加齢で得るもの、失うもの (中公新書)をダウンロードできます。
内容紹介 屈指の高齢社会である日本では、老化への関心も高い。加齢に伴って人間の記憶や認知はどう変わるのか、それらを司る脳にどのような変化が生まれているのか、そして、変化する記憶機能といかに向き合うべきか。加齢をネガティブにばかり捉えず、正しい知識で向き合うための一冊。 内容(「BOOK」データベースより) 加齢によって、記憶は衰える―。それが一般的なイメージだろう。だが、人間のメカニズムはもっと複雑だ。高齢者心理学の立場から、若年者と高齢者の記憶の違いや、認知機能の変化など、老化の実態を解説。気分や運動、コミュニケーションなどが記憶に与える影響にも触れ、人間の生涯で記憶の持つ意味をも問う。加齢をネガティブに捉えず、老いを前向きに受け入れるヒントも見えてくる。 商品の説明をすべて表示する

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タイトルから内容を推測すると、記憶は加齢によりどのように変化するのか?そしてその対処法は?というものだった。最近氾濫している健康関連本、たとえば腰痛を治すには、のような内容が浮かんでくる。しかし本書は「治すには本」ではなかった。もちろん、全5章あるうちの第3章では「訓練によって記憶の衰えは防げるのか」と題して、最も関心が深い「よく忘れちゃう」問題について詳しい情報がたくさん出ている。第3章を読めば、物忘れを防ぐための具体的な日常の態度がわかり、実行したら効果抜群だろう。ところで、まず第1章では、脳みそのデキについて解説。最近しばしば目にする脳の地図だが、初耳だったことは、一つの出来事が、一つの部位に収納されるのではない、あっちの部署にもこっちの課にも、といろいろなところに保存される仕組みになっているということだ。このような情報は専門家から授けてもらうすごい宝物。著者は、この本を執筆された時、41歳。「まえがき」に、次のように記している。私は35歳の時からシニアカレッジで毎年「記憶機能の加齢」について高齢者を対象とした講義をしています。その講義をお世話していただいている方に、「若い先生が高齢者の前で高齢者の記憶について話してる姿が新鮮で面白い」と笑われたことがありました。確かに記憶の問題をまさに体験している高齢者に対し、その二分の一ほどしか生きていない私が高齢期の記憶について講義をするわけですから、釈迦に説法の感はあります。この文からも分かる通り、普段着の感じで、難しいことも優しく手渡してくれる空気が親しみやすく、明るい。よって、高齢者も40歳も、明るい希望を失うことなく読めて、ためになるのでは。びっくりしたことは、認知機能低下の原因が、喫煙や高血圧、空気汚染などよりも、社会的つながりの有る無しが問題だということだった。つまり、難聴そのものが認知症を引き起こすのではなく、聞き取りにくいために会話を避けることから社会的つながりが減ってゆく。このことが問題なのだということだろう。これは、視力の補正にメガネをかけるように、補聴器をうまく使いこなせれば問題解決になるわけで、これを読んだら難聴者は元気が出ることと思う。各章の各所に、こうした希望あるヒントがたくさん盛り込まれている、実際に役立つ本。もうひとつ面白かったのは、晩年になっても年齢による衰えを感じさせない演奏を行った有名なピアニスト、ルビンシュタインへインタビューした時の答えだ。ルビンシュタインは、ピアノ演奏における年齢の影響を、3つの方法でマネジメントしていたという。1演奏のレパートリーを絞り(選択)2集中的に練習し(最適化)3速い手の動きが求められる部分の前の演奏の速さを遅くすることでコントラストを生み出し、スピードの印象を高めた。これは衰えた部分をカバーする知恵。高齢になったら、時にはニヤリとしながらこうした知恵を絞るのも楽しみかもしれません。

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